2018.09.24 Monday
ダーウェント(Derwent)水彩色鉛筆とクロッキー
JUGEMテーマ:アート・デザイン
銀座にある美術学校が催すイベントに行ってみた。
インスタで見つけた素敵なクロッキーを描く方が絵の先生だったのは知っていて
フォローさせて頂いていた。
お盆前くらいだろうか。インスタ上でダーウェントという色鉛筆メーカーのイベントが
新宿伊勢丹であると告知されていた。色鉛筆の即売会以外にも、実際に、その先生が描く姿を見れるようなので
これは是非行かねば。と、行くには行ったけど、都合が合わず、ほんの少しだけ伊勢丹に行って
ぐるって回ってみただけで、残念ながら描く姿を見ることができなかった。
その日、インスタで今日伺った旨をお伝えしたら、どうやら近々、その色鉛筆を使った体験会がその方のスクールで催すようで、来ませんか?とお誘い。そのあと、ダーウェントの水彩色鉛筆の即売会もあるとのこと。
体験会は銀座の美術学校で、実際のモデルを前にクロッキーして、そこに色鉛筆で着色するようだ。
八つ切りの画用紙に10分のクロッキーを3ポーズくらい。
実際のモデルを前にクロッキーって、やったことないし、すごく興味あったけど、
まったく自信無かったし、きっと来る人はそこそこ描ける人だろうし。そもそも八つ切りサイズの大きな
画用紙を使ったことないから、きっとバランスなんかうまく取れないだろうし。。
たぶん惨めな思いをして終わるだろうなぁと思って、数日悩む。
インスタでいろいろ輪が広がって楽しいけど、たまには外に刺激をもらうっていうのも大事かな。
玉砕するのはわかっているけど、久しぶりの銀座で、憧れ?の色鉛筆を買いに行くつもりで行くことにした。
(↓先生が描いたサンプル。僕が描いたものは見せられない!涙)
数寄屋橋のど真ん中。ソニービルって無くなったんだって思いながら、目当てのスクールが入るビルへ。
エレベータを降りるとすぐにスクールの受付。既に数人が受付前に待っていた。定員が25人くらいと
聞いていた。ドキドキしながら受付で画用紙とかパンフレットをもらって部屋にはいる。
割と広い部屋。なんとなく絵の具の匂い。懐かしい美術室の香りだ。
窓の外は銀座の夜。なんて素敵な場所んだろう。
インスタで知り合った先生がすぐに声をかけてくれた。同じくインスタで知り合った方二人も来ていて
僕が来ることを知っていたようで、ご挨拶。ちょっと安心。名前からして一人は男性かと思ったら女性で驚いた笑
椅子に座って、少し暑いから、手うちわをしていると、隣の女性が「暑いですよね〜」と話しかけてくれたりして
少し落ち着いてきた。
ただ、参加者が徐々に増えてきて、ちょっと想定外な状況になってきた。
参加者のほとんどが女性だった。。よく考えれば、ファッションイラストレーションだし、そりゃ女性だわなって。
せっかく落ち着いてきたけど、更に緊張が増す。
いろいろご説明があったあと、じゃあ、ということで早速モデルさんが入ってきた。
タイトなニット上下でかなりのミニスカート。脚のラインを見せるためかな。綺麗な
ラインを持った女性だったけど、うっとりする余裕もなく、クロッキーを開始。
で、うまく描けるわけがない。初めての実物モデル。パソコンの画像を見ながらとは全然違う。
A4サイズのクロッキーブックをいつも使っていたけど、八つ切りの画用紙。全然バランスが取れない。
まぁ、これは想定内で、「やっぱり」っていう感じ。状況が変わっただけで描けないなんて
やっぱり何かが足りないと自覚。
この足りない何かを追い求めないといけないな、という気持ちを再確認できただけでも
今日、参加した価値があったかな。
着色は先生が描いたサンプルに着色するか(↑の女性の絵)、自分で描いた絵に着色するかを
選んでよいらしく、僕は先生の絵は家に飾りたいと思ったので、出来の悪い(涙)自分が書いた絵に着色した。
ダーウェントの色鉛筆は信じられないくらい鮮やかで、「INKTENSE」というだけあって
インクのような鮮やかさ。だけど、結構お高い。とても定価では買えないな、と思ったけど
即売会でお手ごろ価格でゲットできた。
12色にするか、24色にするか、隣の女性といろいろ話しながら悩んだけど、きっと24色が欲しくなるかな
と思って24色にした(これは正解だった)
いろいろ課題が見つかったので、少しづつ対応していかないと。
大きな紙で描く、というより、どんな紙でもいいから、画用紙にぴったりおさまるような
バランスのとり方をしていく必要があるんだろうな。いつもクロッキーブックに適当に描いていて
「おさまるように」描いていなかった。だからちゃんと目標を立てる意味でも、画用紙におさまるように、
描くことをまずは始めてみることにした。
しかし先生が描く線は、セツ・モードアカデミーの系譜どおりで、たった1本の線だけど
美しく、生命が宿っているようだった。
僕もそういうラインが引きたい。
こういうスクールに通いたいけど、もう暫くは無理かな涙