■ シネマ* ■ The Tree of Life

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     JUGEMテーマ:映画






    イメージと実際の映画のイメージが全然違った。
    良くも悪くも。

    そして映画中に流れるクラシックは、これは素晴らしい選曲だった。


    ■ ■ ■

    映画冒頭にヨブ記の一説が出てくる。
    旧約聖書の世界。
    この時点で、ああ、「この手」の映画なんだと僕自身は心の準備が出来たけど、それにしてもちょっと意外な展開だった。

    根底を流れるストーリはシンプルで分りやすい、家族愛をテーマにしたものだったけど、この根底を流れるテーマを宗教的な思想が編み物のように織り込まれ、壮大な宗教観の上に立つ。

    何度も映し出される
    木と太陽
    はエデンの園の2本の木の一つ「生命の木」と「神」の象徴かな。


    そしてヨブ記のテーマ「義人の困難」。
    行いがよい人にも不遇は訪れるという内容は理解しやすい。

    このテーマを題材にしているのは分るけど、旧約聖書の世界全体も映画で表現しているのがこの映画の見所でもあり、混乱させてしまう原因でもあるのかな。
    映像も壮大な自然美、創世記チックな映像は前衛的でもあるし、不思議。


    映像に加え、映画音楽はクラシックファンとしては聴き応えあり。

    知る限りでは(順不同)

    ・スメタナ「モルダウ」
    ・ レスピーギ「シシリアーノ」
    ・マーラー「シンフォニー1番」
    ・モーツァルト「ピアノソナタ」
    ・シューマン「ピアコン1番」
    ・バッハ、グレツキ。。。Etc..

    クラシック以外にもオリジナルの曲も素晴らしい。
    ブラッド・ピットは言うまでもなく、ショーン・ペンがいい演技でした。

    【僕的好き度】AA+ (宗教をベースに映像美、音楽の融合。BGM的に観るのもいいかも)

    【オススメ度】BB-  (ドラマ的ヒューマンストーリーを期待すると厳しいかも。映画評論家や文学筋からは酷評。まぁカンヌを獲るくらいですから。いろいろ言われるでしょう。ということで、クラシック好きであればお勧めできるかな?)