■ Cafe* ■ My secret cafe*

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    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    海沿いから
    急な坂を昇っていく
    山を切り取ったような
    切り通し。
    左手のゴツゴツした壁にカフェの小さな表示板
    やっとだよ・・・

    ■ ■ ■

    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    見上げると急な坂道。
    今たっているところから10m近く上に団地がある。
    不安になりながら、蛇状の坂道を登る。

    不安は的中。完璧住宅地。
    しばらく昭和な宅地を歩く。

    冬枯れの垣根はその役目を果たさず
    住居の中の暮らしが否応無しに見えてしまう。
    居住人が動く姿は、なんだかスクリーンで映画を観ているような
    そんな不思議な感覚だった。

    その家の2階を見上げると、ふたり女子が並んでボクを見ている

    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    薄暗い窓の奥から遠くを見ているふたり
    しばらくして、ああ、ここかと分った。

    朽ちた自転車と
    申し訳なさそうにぶら下っているカフェの看板。
    扉は空いている。普通の「御宅」だ。
    奥は暗くてほとんど見えない。

    「玄関」を入る。右に靴箱がある。
    カラフルな靴やスニーカー。客層が分る。

    天井から無数のドライフラワーがぶら下っていて
    その奥に階上への階段が光って見える。

    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    ようやくカフェの人が出てきて階上に案内される
    こんな急な階段は久しぶりというくらい危機感漂う階段だった。

    階上の「部屋」といっていいような空間。
    木製のテーブルと椅子が4,5卓あった。

    さっき下から見えた女子がひそひそ窓際で話している

    しかし静かである。
    別のもう一組の女子ふたりは何も話さず
    本を読んでいた

    頭上にはびっしり籠とドライフラワー
    奥の席に案内されて、そこにたどり着くまで
    なんども籠が頭にあたり、あっとおもって
    手を頭にやると、ドライフラワーががさがさってなって
    ヤバイと思って、もう片方の手を頭に持っていくと
    今度はぶら下ってた裸電球の傘に手が当たって
    電球がゆらゆらと
    壁のひかりが歪む

    クスクスと笑い声が聞えて
    苦笑しつつ会釈をせざるをえない
    すんませんね


    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    軽くクッキー的なものと珈琲と思っていた
    そんなお腹が空いているわけではなかった

    ただメニューを見るとヘビーなスイーツしかなく
    しかたなくフレンチトースト
    ランチ後の昼下がりにしてはヘビーだったけど
    ご満悦。


    【Pentax K-5 / FA35mmF2AL】

    なかなか珈琲が出てこない。
    まぁいいかと。
    で、お姉さんが静かに背後からトンと卓上に。
    最初は何が出てきたかと思った。
    このボリュームはカフェオレでは「アリ」だけど
    純粋なコーヒーでこのサイズはお目にかかったことが無い。

    無類なコーヒー好きではあるけど。
    女子ふたりひそひそお話的なシチュエーションだったら
    飲み干せるだろうな。

    僕はお姉さんに向かって、カップを指指す。「まじ?」とジェスチャー。
    お姉さんは破顔一笑。さっきの頭上不注意の件込みで・・。

    濃いめが好きな僕だけど久しぶりなアメリカンな味わいたっぷり。
    これはこれで悪くないなと「椀」をすする自分に笑ってしまった。
    ずずずって飲むのか?