■ Photo* ■ ふたり*

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【pentax K-x / FA20-35mm F4】

雨の中。
どこにも行くとこ無いなぁとぼんやり。
どうせ雨だし。カフェも空いているだろうと。
すぐにここを思い出した。
Niwakoya。
■ ■ ■
 
【pentax K-x / FA20-35mm F4】

小さな小屋へ向かうポーチは白い紫陽花で溢れていた。
紫陽花に触れないように。
白い紫陽花に蒼いぷつぷつがファンシーだ。
庭小屋。
曇天の空から雨が落ちてくる。

店は閑散、というか、女性が一人読書をしながら珈琲を飲んでいた。

窓際に座ってもいいですか?
店のオーナーさんは静かに頷いて、どうぞ、という手。

窓から鬱蒼とした庭を眺める。


【pentax K-x / FA20-35mm F4】

注文を済ませ、カメラを持って、窓の外へ。
曇天の空から雨が落ちる。庭はじっとりとした湿気。
木の椅子がふたつ。

ここで「ふたり」で座って、何を語るのだろう。

学生の頃。教育課程、それは社会学だったかな?
先生がこんなことを話していた。

「人が3人集まると、そこに社会が生まれる。社会は規律と規範と秩序を自ずと求める」
なるほど。と思った。
「では、2人では?」と質問する人。
ここは良く覚えていないけど「社会が無いところに規律や規範は生まれてこない」
と言っていた。



【pentax K-x / TAMRON 90mm F/2.8 MACRO】

2人、という関係においては「規律や規範や秩序」は存在しない、ということか。
「ふたり」という関係は、その関係の特性に応じた何らかのルールなり、規範なりが暗黙で出来上がるのだろうか。

ふたり、とは男と女に限った話では無いけど。
1対1の関係というのは、お互いが努力して、何らかの、それは秩序でも道徳でもなく。
何らかの繋がりの元となる何か、を作り上げていくのだろう。

社会は自ら崩壊することは基本的には無いだろう。
そのための規範であり、規則であり、秩序であり。それが社会としてあり続ける元となる。
それが国家であれ、地域であれ、企業組織であれ。

ただ、ふたり、という関係は、崩壊する。いとも簡単に。
例えば婚姻届は社会が作り出した、「ふたり」のための「規範」にすぎなくて。
所詮、「ふたり」の関係には入り込めない。




じゃあ、「ひとり」はどうなんだろう。



雨音が強くなる。
窓の外が暗くなる。



ひとり、には規範も規則もルールも無いのか。
それはそうじゃなくて、ふたりより、三人より、もっと強い規範なり、ルールをココロの中に確立されるのだろう。ただし、意志の強さは別としても、それは自分で自由に買えることができる。

社会では自由に変えられない。

ふたり、は、それは理屈では説明できない、怒りや喜びや希望や妬みや慈しみ、愛、憎しみ、といった感情で複雑に絡み合って、変化をし続けているから。変えようにも変えられない。その複雑に絡み合った、縺れた糸を解くことは不可能だから、変えることは、壊すことになる。

だから、ふたり、は難しけど、最も人間らしい関係なんだろうな。